村山由香「海を抱く BAD KIDS」
【内容紹介】
超高校級サーファーの光秀と校内一の優等生の恵理。それぞれに厳しい現実と悩みを抱える二人は身体だけの関係を持つようになり、やがて…。直木賞作家が描く青春長編小
説。(解説・花村萬月)
村山由香「BAD KIDS」
【内容紹介】
海のようにやさしい、海のように激しい、18歳の愛と性の真実! 同性のチームメイトを激しく想う隆之。年上の写真家との関係に傷つく都。それぞれの悩みを共有しながら、ピュアな生を疾走する。
式田ティエン「沈むさかな」
【内容紹介】
主人公の矢野カズは17歳の高校生。父親と死に別れ、家族も避けて暮らしている。ある日、カズのアルバイト先に幼なじみの加部英介が訪ねてくる。カズをスキューバダイビングに誘う一方で、英介は突然死したカズの父親の死には不審な点があり、その謎を解くカギが海辺のナイトクラブにあることを告げる。クラブに潜り込み、真相を探ろうとするカズだったが、何の手がかりもつかまないうちに、英介が海で死体となって発見されてしまう…。
本書は、湘南の海を舞台にした海洋サスペンス。第1回「このミステリーがすごい!」大賞において優秀賞を受賞した。作者の式田ティエンはフリーのCMディレクターで、十数年前に始めたスキューバダイビングを題材としていつか小説を書きたいと思い続けていたという。その意志が本書に結実した。
カズは英介の無念と怒りとを胸にクラブに留まることにする。さまざまな謎と理不尽な暴力とが立ちはだかるが、カズはそれらをひとつひとつ乗り越えて真実へと近づいていく。物語の終盤、それまで感じることもなかった父親の真実の愛情にカズはようやく気づく。そのとき読み手はすがすがしい読後感とともに、ひとまわり大きくなった若者をそこに見ることができるだろう。(文月 達)
式田ティエン「湘南ミステリーズ」
【内容紹介】
『このミス』大賞作家が描く、湘南を舞台にしたミステリー連作短編集です。女性ボードシェーパーが漁師小屋の連続放火事件を追う「波と炎」。難聴のサーファーと女子高生の恋「よい知らせを聞く耳について」。チンピラが横須賀を目指す「夏の門衛」。銀座を裸足で歩く見習いスタイリストを描く「モード・エ・サーブル」。嫁を刺して逃亡する義母「しのぎ筋」。海難事故で漂流するクルーたちのサバイバル「風のあらまし」、湘南の浜辺で交錯する6つの物語。
豊田和真「キャッチ・ア・ウェーブ」
【内容紹介】
君のためなら、どんな波でもつかんでみせる!
あこがれの湘南で初めてのサーフィンに果敢に挑む落ちこぼれ高校生3人組。初恋の人ジュリアのために大洋は台風直後の大波に命をかけるが…。サーファーとして自然をリスペクトしていくことを3人は学んでいく。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
豊田和真「ブルー パシフィック ストーリーズ」
【内容紹介】
舞台はハワイ。若者たちと、サーフィンに命を懸けた男の生と死を描く感動編
湘南から舞台はハワイへ。大洋とジュリアの再会、男のプライドと命を懸けてサーフィンに挑んでいく中年サーファー・デュークの生き様を感動的に描く。最後の試合へテイク・オフ。「キャッチ ア ウェーブ」続編。
ケム・ナン「源にふれろ」
内容(「BOOK」データベースより)
砂漠で生まれ育ったチビのアイクは、陽光あふれるカリフォルニアにひとりやってきた。家出した姉エレンを連れ去った謎の不良たちを捜すために。暴走族のボスに助けをかりたアイクは、モンスターウェーブさえものともしないカリスマ・サーファーのグループに姉との接点を探り当てるが…セックスと麻薬にまみれた海辺の街で少年は大人になるための暗く切ない一夏を体験する。サーフィン青春小説のオールタイム・ベスト。
ドン・ウィンズロウ「夜明けのパトロール」
【内容紹介】
サンディエゴの探偵ブーン・ダニエルズ。仕事よりも仲間との夜明けのサーフィンをこよなく愛する彼だが、裁判での証言を前に失踪したストリッパーを捜すことに。しかし彼女は死体で発見され、ブーンにも危険が迫る。
セルジオ・バンバーレン「サーファー・ショーンの教え」
【内容紹介】
人生の扉を開く『真実のことば』とは? 南半球の海辺から届いた、とっておきの<大人のための寓話>
私の人生は、すべて順調なはずだった。だが――失くしてしまった“大切な何か”を探す私が海辺で出会ったのは、子供のような笑みを浮かべた不思議な男性だった……。 伊・独ほか27ヶ国語に翻訳され世界中で400万部のベストセラー『The Dolphin』の人気作家と、『アルケミスト』『聖なる予言』など、数々の話題作を送り出してきた人気翻訳家の初顔合わせ。 一冊の本に導かれた<私>がたどった、清涼感あふれる奇蹟と癒しの12日間の物語。 (英題:Thoughts by the Ocean)
本馬英治「岬バーガー」
【内容紹介】
世界一うまいハンバーガーは、青春の味。
ぼくたちは、つらい体験をした。それでも、海が好きなんだ。
高校二年生の涼は、親友のケンとサーフィンに明け暮れていた。海岸清掃をきっかけに、同級生の凛がサーフィン仲間に加わった。三人が入るのは、悲しい伝説のせいか人気のない「岬下」ポイントだ。
ある日、その岬下ポイントに不思議な男があらわれて、ハンバーガーショップを開店した。シンプルだけど、ものすごく美味しいハンバーガーは、地元ですぐに評判となり、人気の店となる。高校生三人組も、サーフィンの合間に手伝うことにした。そんな楽しい毎日がいつまでも続くと思っていた……。
海を愛するすべての人に贈る、サーファーだからこそ描き切れた青春小説の新たな波! 忘れられない夏が、今、はじまる。
【編集担当からのおすすめ情報】
編集担当者もサーフィンをするのですが、やったことがある人にしか描けないシーンや心理描写がたまりません。もちろん、サーファーじゃなくても、海が好きならきっとこの作品が好きになるにきまってます!!
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